親が70代になったら実家について家族で話しておきたい7つのこと
親が70代になると、「この先もずっと実家で暮らすのか」「将来施設へ入ったら家はどうするのか」「子どもの誰かが住むのか」など、少しずつ実家の将来を考える場面が増えてきます。
とはいえ、親が元気なうちから相続や実家の処分について話すことに、抵抗を感じる方もいるでしょう。
大切なのは、いきなり「家を売るかどうか」を決めることではなく、親が元気なうちに家族の希望や実家の状況を共有しておくことです。
何も決めていなくても、「親はどうしたいのか」「子どもたちはどう考えているのか」を知っているだけで、将来の判断はしやすくなります。
この記事では、親が70代になった頃から家族で話しておきたい実家のことを7つに分けて解説します。
1|親はこれからどこで暮らしたいのか
最初に確認したいのは、親自身がこれからどのように暮らしたいと思っているかです。
例えば、「できる限り今の家で暮らしたい」「将来は子どもの近くへ移りたい」「必要になれば施設も考えている」など、考え方は人それぞれです。
子ども側が「この家は広すぎるから売った方がいい」と思っていても、親にとっては長年暮らしてきた大切な家です。
まずは結論を求めず、親が今の暮らしと将来についてどう考えているのかを聞くことから始めましょう。
2|実家の土地・建物は誰の名義なのか
家族全員が「父の家」と思っていても、実際の登記では土地が祖父名義のままになっているなど、認識と権利関係が違う場合があります。
今すぐ何か手続きをする必要がなくても、土地と建物が誰の名義なのかは確認しておくと安心です。
あわせて、共有名義になっていないか、住宅ローンなどが残っていないか、重要な書類をどこに保管しているかも確認しておきましょう。
親が元気なうちであれば、「この土地はどういう経緯で取得したのか」といったことも直接確認できます。
3|実家を維持するためにいくらかかっているのか
実家を残すかどうかを考えるときは、気持ちだけでなく維持費も確認しておきたいところです。
例えば、次のような費用があります。
- 固定資産税など
- 火災保険などの保険料
- 屋根・外壁・水回りなどの修繕費
- 庭木の剪定や草刈り
- 設備の交換費用
親が住んでいる間は当たり前に支払っていた費用も、将来子どもが引き継ぐと負担に感じる場合があります。
「実家を残したい」という場合は、誰が管理し、どの程度の費用を負担できるのかまで考えておくことが重要です。
4|家具・仏壇・写真などをどうするのか
実家の問題は、土地や建物だけではありません。
長年暮らしている家には、家具、家電、衣類、仏壇、写真、アルバム、思い出の品などが大量に残っていることがあります。
家が空き家になってから子どもだけで整理しようとすると、「これは捨てていいのか」「誰に渡したかったのか」が分からないこともあります。
親が元気なうちに、少しずつ次のように分けておくと負担を減らしやすくなります。
- 親が大切にしているもの
- 子どもへ残したいもの
- 今後使わないもの
- 重要書類や貴重品
すべてを一度に片付ける必要はありません。まずは「何を残したいのか」を共有しておくだけでも十分です。
5|将来、家族の誰かが実家に住む可能性はあるか
実家を残すか売るかを考えるうえで、「将来誰かが住む可能性があるか」は重要な判断材料です。
子どもが戻って住む、孫世代が利用する、建て替えて暮らすなど具体的な予定があるのであれば、残す意味があるかもしれません。
一方で、「誰か使うかもしれない」という理由だけで長期間保有すると、結果的に誰も利用せず、管理負担だけが残ることも考えられます。
「誰が・いつ頃・どのように使うのか」まで具体的に考えられるかを確認してみましょう。
6|売る・残す・貸す・直すという選択肢を知っておく
実家の将来は「売るか残すか」の二択ではありません。
主な選択肢として、次のような方法があります。
- 親がそのまま住み続ける
- 家族が住むために残す
- 将来売却する
- 賃貸住宅として貸す
- リフォーム・リノベーションして活用する
- 建物を解体して土地として活用する
今の段階でどれか一つに決める必要はありません。
大切なのは、「将来こういう選択肢がある」と親子で知っておくことです。
土地や建物の状態を事前に確認しておけば、実際に判断が必要になったときも慌てにくくなります。
7|次に家族で話す時期を決めておく
一度話し合ったからといって、実家の将来をすべて決める必要はありません。
親の健康状態や家族の生活環境は変化します。
そのため、「今年のお正月にもう一度話そう」「80歳になったら改めて考えよう」など、次に話す時期を決めておく方法がおすすめです。
重要なのは、誰かが倒れたり、急に施設入居が決まったりしてから初めて話し合う状態を避けることです。
家族の考えが変わった場合も、その都度話し直せば問題ありません。
親にどう切り出せばいい?
実家の話をするときに、「相続の話をしよう」「家を売るか決めよう」と切り出すと、親が身構えてしまうことがあります。
例えば、「この家、これから修繕するところある?」「庭の管理は大変じゃない?」「将来もここで暮らしたい?」といった、現在の暮らしについて聞くところから始めてもよいでしょう。
親の財産を子どもが勝手に決めるのではなく、親本人の希望を知るための会話という意識が大切です。
岸和田市・和泉市など泉州でも早めの整理を
岸和田市・和泉市・貝塚市・泉佐野市など泉州地域でも、親は実家に住んでいるものの、子ども世代は別の地域で生活している家庭があります。
将来誰も実家に戻る予定がないのであれば、親が元気なうちから土地や建物の状態、今後の使い方を少しずつ整理しておくと安心です。
すぐ売却査定をする必要はありませんが、「この家にはどのような選択肢があるのか」を知っておくことは、将来の判断材料になります。
よくある質問
親が70代になったら、実家を売る話をした方がいいですか?
売却を決める必要はありません。まずは親が今後どこで暮らしたいのか、家をどう考えているのかを確認するところから始めましょう。
親が実家の話をしたがらない場合は?
無理に結論を求めず、修繕や庭の管理など現在の暮らしに近い話題から少しずつ確認する方法があります。
子どもの誰も実家に住む予定がありません
将来的に売却、賃貸、リフォーム、解体など複数の方法があります。親が元気なうちに希望を確認しておくと判断しやすくなります。
まだ何も決まっていなくても不動産会社へ相談できますか?
相談できます。売却を決めるためではなく、実家の価値や将来考えられる選択肢を知るために相談する方法もあります。
まとめ|親が元気な今だから話せることがある
親が70代になったからといって、すぐに実家の処分や相続について決める必要はありません。
大切なのは、親が元気なうちに、これからの暮らし、実家の名義、維持費、家財、将来の利用方法などを少しずつ共有しておくことです。
「今すぐ決めるための家族会議」ではなく、「将来困らないためにお互いの考えを知る時間」と考えてみてください。
GREEN ECO不動産では、不動産だけでなく、建築・リフォーム・外構・造園・解体・土地活用まで含めて、実家の将来について考えることができます。
「まだ親が住んでいる」「売るかどうかも全く決まっていない」という段階でも構いません。
まずは家族で話し、そのうえで必要になったときに実家の選択肢を整理していきましょう。
是非お気軽にご相談ください。
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